タレントの清水富美加から改名し、千眼美子として出版した「全部、言っちゃうね。」が2月17日に発売された。
突然の出版だっただけに、関係者やファンの多くは驚いたようだ。
筆者の手元にはまだ届いていないのだが、実際に読んだ人のコメントから内容をまとめてみたいと思う、ネタバレ注意。
この本も、またすぐ差し止められちゃうかもしれないんですけど
私の持ってる真実、消されたくないので
改めて千眼美子として生きてゆく宣言。
「全部、言っちゃうね。」
明日、17日、発売。 pic.twitter.com/bKOHPao4vh— 千眼美子 (本名・清水富美加) (@sengen777) 2017年2月16日
「全部、言っちゃうね。」内容やネタバレなど
・前書きで仕事の関係者に謝罪。
「現在進行中のお仕事での共演者さんやスタッフさんには、この身、千切れる思いでいっぱいです。
謝罪しかできないことを心よりお詫び申し上げます。」
・「遺書」を書くような思いで本を出版した
「何故、そんな中で姿を消したのか?何故、今、出家なのか?
日々、様々な疑問や情報、憶測や意見が飛び交っているのをまのあたりにしそれらにお答えしたく、全ての事を遺書を書くような思いで、この本に全託しました。」
・でも自分は死なないとコメント。
「でも、絶対、死にません。いつか絶対に、完全復活します。」
・なぜ今なのか?について
「なぜ今なの?と思われると思いますが、今じゃないと本当に死にそうだったからです。
いい現場だったとか、いい現場じゃなかったとかそういう事じゃなくて、今まで死にそうって思った気持ちは、誰にもぬぐってもらえなかった。」
・世間から「洗脳」されているんじゃないかと思われることに対して
「洗脳上等だよって感じですよね。『洗脳されてるんじゃなくて、されるの選んでるんだ』って気持ち」
・事務所「レプロ」の過酷な労働環境について、給料性の事について事務所とモメた。
「仮面ライダーの現場は本当に忙しかったです。
事務所からの給料は5万円、源泉税抜いて手元に来るのは約4万5千円でした。
実家だから、家賃も食事も支給されていませんでした。
食事などの生活費も全部自分で払わなきゃいけなかったから本当に生活できない額で、2014年の途中までは月5万円だったと思います。」
・交通費も支給されず、歩いて帰ったことも
交通費は最低限しか支給されないので、何駅分も歩いて帰ったり、タクシーが使えずにヒッチハイクをしたり。
乗せてくれた人には怖い人もいたし、ユニークな人もいたけど危ないですよね(笑)
高校2年の5月ごろから、高校3年の秋ごろまでだったと思います。
・年収1千万円以上も、実際に稼いだ額は1億円以上
2016年にようやく、月25万円頂けるようになりました。
その年から年収1千万円以上は確かにいただいていましたが、マネージャーさんは「去年の純粋な売り上げ見込みは1億円以上入っていると思うよ」と言っていました。
・水着の撮影を強制される
「でも、水着、やりたくないって言いましたよね」って言っても、「でも、もう決まっちゃってるから」って言われるので、「せめて、ブルマとかスク水とかは勘弁してください」って言ったんですけど、「DVDの制作会社はどっちかは絶対入れたいって言ってる」って言うので、泣く泣くブルマを選んで、沖縄に連れてかれました(笑)
・握手会について
「手がぬるぬるしてるおじさんとかに、すっごい気持ち悪い握手のされ方をする。『この見知らぬおじさんが私の写真やDVDを観て家で何してるんだろう』とか考えてたらもう、ほんとに悲しくなって」
・事務所のマインドコントロール?
高校生くらいの頃に植え付けられると、「やっぱり大人は怖い、言う事きかなきゃ」って、それ以外は逆らえなくなっちゃうんです。
いったん事務所の言いなりになってしまうと、おかしいはずの事でも「夢をかなえるためには仕方ないんだ」とかって納得いってない心を無視して、自分を黙殺してしまうんです。
・デビュー数年後から始まった厳しい生活の中で、清水さんはマネージャーに一言。
「本当に社長のことを殺したいって思ったりします」
・水着の仕事などが嫌でリストカットや自殺未遂
16歳の誕生日には「死のうとしてガムテープを口と鼻に貼ったんです」
高校2年の夏頃までは、いつでも死ねるように部屋の引き出しに大きなカッターを入れていた。ある日、腕を切りつけ「その時の傷は今も右手首に残っています」
・自分には向かない役を演じることでのストレスから、「悪霊」に憑依され体をのっとられることが度々あったとも暴露。
「これはちょっと体『貸さないと』無理だな。悪霊入れてもいいかな」
・幸福の科学のAさんの存在
つらい時に彼女に対して親身になってくれたのが、幸福の科学のAさん。
清水富美加が出家することへ結びついた。
・出家する時の決意について
「好きな人とか家族への心配事とか、自分の欲を満たすためのわがままとか、好きかってやりたいって言ういろんなものがあったけど、出家する時清水富美加で得たものは、すべて捨てますと言ったら、とてもスッキリして軽くなりました。好きな人も忘れましたし、タバコもやめました。喫煙者だったんですよね、意外ですよね、自分でも思います。」
全148ページ 全4章
第1章 でも、今日出家します
第2章 死にたかった7年、死ななかった7年
第3章 私の生い立ち
第4章 ずっと幸福の科学
あとがき
おおよそのあらすじ
不信感→事務所への不信感
冷遇→マネージャーからの冷遇やスタッフからの暴言
怒り→怒りをバネに様々なオーディション受けた話
絶望→望まない仕事ばかり増える
光→唯一見えた光が幸福の科学
巣立ち→教団に支えてもらうだけじゃなく力になりたい
出家→出家に際しての心構え
感謝→今まで応援してくれたみんなと幸福の科学への感謝
輪廻→幸福の科学についての内容
読んだ人の感想
清水富美加告白本『全部、言っちゃうね。』読了。
正直な、というより赤裸々な告白本だ。
清水富美加を非難するなら、読んでから非難しろ。一人の人間が命と引き替えに語った内容だとわからんなら、それまでだ。
内村鑑三の『余は如何にして基督信徒となりし乎』を彷彿させる名著である。
— 石黒久人『ゆめのたね関西23:30』 (@silverblue2199) 2017年2月18日
東京喰種、実は全巻読んでます。
「全部、言っちゃうね。」を、買って、読んで、ああそうだよね、そうだったんだねって。
頑張ったんですね。辛かったんですね。これからも頑張るんですね。心の底から応援します。人として尊敬します。そんな気分です。
負けないで。#清水富美加 pic.twitter.com/9aZOA9mmLH— ゆきんこ (@elcantarelove) 2017年2月17日
清水富美加(千眼美子)の告白本
「全部、言っちゃうね。」値段が無駄に高い -50点
内容がクソ -50点
清水富美加の字が汚い -100点
可愛い、メンヘラ +300点総合点 100点/100点
— わざしよ (@WWZZSSYY) 2017年2月17日
千眼美子/清水富美加の告白本「全部、言っちゃうね。」読了。「殺したい」レプロ本間社長への呪詛の言葉。読み取れるのは教団の女性Aがマンツーマンで巧妙に心理操作していったこと。重大な決断をあたかも本人の意思で行なったかのように誘導していくカルトの教化手法が見てとれる
#清水富美加— エイト(鈴木エイト) (@cult_and_fraud) 2017年2月17日
千眼美子/清水富美加の告白本「全部、言っちゃうね。」これを読んで「やっぱり彼女はカルト教団の被害者だ」と事態を的確に捉えることができるのは余程カルト問題、カルト二世の問題、そしてマインドコントロールの手法に精通した人のみだと思う。 #清水富美加
— エイト(鈴木エイト) (@cult_and_fraud) 2017年2月17日
ほんとにすごかった!これを読んで、「宗教になんで偏見持ってんねんやろ?」って思う人も出てくると思うし、富美加ちゃんの辛かった時が自分のことのように思うと涙が出た😢「神のために生きたい。私も頑張ろ!」そう思えた💎.◌*#千眼美子 #清水富美加 #全部言っちゃうね
— いつき ( anjewel ) (@anjewel_itsuki) 2017年2月18日
彼女の印象を悪くするために「暴露本」と喧伝しているメディアがあるけど、これは「告白本」ですね。内容を見ればそれは明らかです。 #全部言っちゃうね #清水富美加 #千眼美子
— 七羽 (@sevenwings777) 2017年2月18日
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