2月13日放送の「ミヤネ屋」では、今月芸能界を引退して宗教団体「幸福の科学」に出家した、清水富美加についてのニュースが取り上げられていた。
ネット上では事務所であるレプロの、過酷な業務体形などが問題だと言われていたが、ミヤネ屋での宮根誠司の主張はあくまでも「事務所はタレントを守ってくれる」「突然やめるのは周囲の関係者に迷惑だ」などと言ったもの。
この流れから引退する清水富美加に対し、「かわいそう」「完全に大人の圧力」などと批判が起こっているようだ。
ミヤネ屋の宮根誠司がレプロを擁護?
2月13日に放送された「ミヤネ屋」での一部始終がこちら。
まずは清水富美加が「幸福の科学」に出家する発言についての一連の流れを説明
芸能界デビューしたころの映像が流されるが、どことなく清水富美加を「イタい子」のように写しているのは気のせいだろうか?
出家する幸福の科学について、清水富美加の本についても触れている。
幸福の科学では、清水富美加が「千眼美子」に改名し、24時間救済業に携わることが判明した。
ここからニュースの流れのまとめや、宮根誠司の解説が始まる。
清水富美加の書いた手紙や事務所と本人のコメント、そして先ほど更新されたTwitterの内容が読み上げられる。
力ある大人の怖い部分を見たら
夢ある若者はニコニコしながら
全てに頷くようになる。
そんな中ですり減って行く心を
守ってくれようとしたのは
事務所じゃなかった。— 清水富美加 (本名) (@sengen777) 2017年2月12日
最後に宮根誠司が持論を展開
宮根誠司のコメント
「僕も事務所に入ってるんで、僕の個人的な意見ですよ?事務所ってのは何をおいても自分の味方なんですよ。
で、自分の味方なんで、彼女をいい女優にしようと事務所のプロダクションの方々は一緒に頑張ってた。
いま彼女のポジションって言うのは、日本を代表する若手女優ですよ。
で、映画の出演、CMに関しても十分検討して、彼女の意向も聞いて配慮して、むしろ出す出さないって言うのはものすごい最重要案件として決めてると思うんですね。
そこの部分を今突然やめます、CMも映画も決まってるのに、突然やめますって言われたら大変お気の毒としか言いようがないし、大人社会の契約として、そこは一回ちゃんとまとめないといけないと思うんですね。
・・・これだけ売れている女優さんは、事務所は最大限配慮して大切にすると思ってるんですけど、これは僕は分かりません、僕の個人的な意見です。」
しかしこの事務所擁護的なコメントが、視聴者からすると「大人の圧力」と言う風に映ったようだ。
・宮根誠司ってバーニングの威を借りてるだけでしょ?
・要するに経営者として考えるか、雇用者(タレント)の身になって考えたかの違いだな。宮根誠司のような売れっ子は高額所得者だろうから、経営者的立場でしかものは見えないだろうに。
・宮根誠司はバーニング(レプロの親玉)とズブズブやからね。
・宮根誠司はほんとに強いものには何にも言えないんだね、それで弱いところにはボロクソだもんなあ。あーやだやだ。
・みのもんたを見なくなって坂上忍と宮根誠司が現れたのは物理攻撃で倒すと2体に増えるタイプの敵キャラと同じ原理。
放送当日のYahoo!リアルタイムの「宮根」のキーワードには、多くのマイナス感情が出る結果となった。
宮根誠司氏の論調は「事務所は普通、これだけ売れてれば大事にしますよ」って変わらず。
そう言うのはSMAP会見や能年玲奈問題の事で通用しなくなってるのが判らないかねぇ。#Mrサンデー— SAI(このセカ推し中) (@SAI2001) 2017年2月12日
清水富美加、フォーゼのときは17歳で無休で働いて月収5万円ってことだけど、ミヤネ屋の宮根誠司によると「そんなにお金の価値もわからない子にガバッとあげても大変なことになるから」だって。これがアジアやアフリカの児童労働問題と同様の”搾取”だってことが、わかってないのかな。
— 柴尾英令 (@baoh) 2017年2月13日
「スッキリ」に登場した井上公造氏は・・・
スッキリでも同じように、一連の騒動についての流れを説明。
井上公造氏が出した結論としては、「契約が決まっている5月までは続けるべきだった」として、今回の清水富美加の引退に苦言を発している。
一方高橋真麻は、「それだけ精神的に追い詰められていたのなら、今回の引退は仕方がない、どうしようもない事だと思う」と、清水富美加を擁護した。
契約を優先させるべきだったと答えた井上公造氏にも、あまりよくないコメントがついていたようだ。
・井上公造のレプロの回し者感がやばいな
・井上公造もデーブも本当にレプロの受け売りみたいなことしか話さないな。「移籍したら良かったのに」って言うけど、バーニング系レプロしくじったら、芸能界いられるわけないだろ。分かってて言ってて悪質。
・井上公造はやっぱり事務所の味方
・カンニング竹山や井上公造みたいな奴がいる限り日本の労働環境は良くならない。こういう奴に限って自殺したらしたで何で辞めなかったのかとか上から目線で説教垂れる屑。
・井上公造とミヤネ屋に日本の地獄がつまってるな!
こちらも放送当日のYahoo!リアルタイムの「井上公造」のキーワードには、多くのマイナス感情が出る結果となった。
ミヤネ屋で井上公造がさらっと事務所を辞めたらその後2年間は芸能活動しないのが通例みたいに言ってたけど、だとしたら芸能活動続けたかったら嫌でも事務所辞められないって事だろ…。超ブラック業界だな…。通例を破った清水富美加が悪いみたいな井上公造もかなり麻痺してるな。
— うたたねこ (@utata_neco_) 2017年2月13日
やはり今回の一連の傾向を見ていると、
宮根誠司や井上公造:すでに権力を持つ、雇う・指示する立場
SNSなどの若者:権力や発言力がない、雇用されている側
となるため、一連の事件の見方に対して、両者に食い違いが出てきているようだ。
やはり大人ではなく、清水富美加と同じような立場のタレント(特にレプロ)に対して、自由なコメントを求めるべきだったんじゃないだろうか。
これも事務所から「余計なことは言うな」と釘を刺されれば、それまでなのだろうけど。
やはり芸能界の「闇」は深いような気がする。。
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