アマチュアオリンピック金メダリストである村田諒太が、いよいよ2017年5月20日に世界初挑戦を行う。
勝てばミドル級では竹原慎二に次ぐ、22年ぶりのチャンピオン誕生となり、その注目度は非常に大きい。
これをクリアすればスーパー王座に君臨する、37戦37勝33KOのゲンナジー・ゴロフキンとの対戦も視野に入るため、日本のボクシングファンにとっては見逃せない一戦となるだろう。
ここでは対戦相手のアッサン・エンダムについて見ていってみよう。
アッサン・エンダムの情報や戦績について
本名 ハッサン・ヌダム・ヌジカム
階級 ミドル級
身長 181.2cm
リーチ 187.5cm
国籍 フランス
誕生日 1984年2月18日(33歳)
出身地 カメルーン ヤウンデ
戦績 37戦35勝(21KO)2敗
2004年のアテネオリンピックのアマチュアボクシングに出場しており、ベスト8の成績を残している。
その後2004年からフランスに国籍を変えてプロに転向し、現在までに37戦35勝、KO率5割以上の21KOと言う高い数字を残した。
2012年8月にはWBO世界ミドル級正規王座に輝くも、初防衛に失敗し王座から陥落している。
パワーと言うよりはスピードタイプで、左を上手く使ったアウトボクシングスタイルを得意としているようだ。
戦績や経験から見ても、これまでに村田諒太が戦ってきた選手の中では、もっとも強い相手となるだろう。
アッサン・エンダムの試合動画
勝敗予想は??村田諒太の方が有利??
気になる勝敗予想だが、多くの人が「村田諒太が有利」と見ているようだ。
世界中の人々が投票するブックメーカーのオッズでは、村田諒太が1.45倍、アッサンエンダムが2.70倍と、村田諒太が有利とみられている。
戦績だけ比べてみると、
【村田諒太】
戦績:12戦12勝(9KO)
オリンピック成績:2012年ロンドンオリンピック ミドル級金メダル
【アッサン・エンダム】
戦績:37戦35勝(21KO)2敗
オリンピック成績:2004年アテネオリンピック ミドル級ベスト8
となっており、経験はアッサンエンダムの方が上だが、オりンピックの成績では村田諒太の方が上。
スタイルは2人ともオーソドックスだが、アッサンエンダムはスピード型、村田諒太はパワー型と、それぞれ違うタイプだ。
しかし試合内容からやはり村田諒太のパワーが勝ると見られている。
村田諒太を昔から見ている指導者は、このように分析しているようだ。
「スピードはエンダムの方がありますね。序盤は離れて戦い、エンダムがペースを握るんじゃないかな。でも、試合終了までは逃げ切れない。村田はスタミナがあるし、中盤以降に得意の接近戦にもっていけると思います。きっと捕まえられますよ。打撃戦になれば、村田が有利。あの右がヒットすれば勝機は十二分にある。村田が勝つと見ますね」
引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20170518-00071067/
これまでの村田諒太の試合内容を見ていると、強いプレッシャーで相手を追い詰め、打ち合いから強力な右でペースを掴むことが多い。
打ち合いに持ち込めば有利だが、スピードがあったりパンチをいなすのが得意な選手には、やや苦戦しているイメージだ。
今回のアッサンエンダムはスピードがあり、目が良くてパンチをかわすのも上手い。
村田諒太にとっては、決して得意なタイプとは言えないだろう。
おそらく前半では勝負は決まらず、カギを握るのは後半での打ち合いとなりそうだ。
筆者の個人的な予想では、7割がた村田諒太が判定で勝つと考えている。
試合に勝利すれば、夢のゴロフキンとの対決へ!
この試合で王座を獲得すれば、上にいるゲンナジー・ゴロフキンとの対決が現実味を帯びてくる。
村田がプロデビューしてからずっと言われてきていたが、ようやく手の届く位置まで近づいたと言えそうだ。
37戦37勝33KOのゴロフキンとの対戦となれば、日本だけでなく世界中が湧いてくるに違いない。
そのゴロフキンだが、9月16日に51戦49勝(34KO)1敗1分の強敵サウス・アルバレスとの試合が組まれている。
WOWOWで放送される予定だが、こちらも非常に注目しておきたい。
コメント
発散円ダムvs村田諒太
間違いなく村田諒太でしょ!
判定氏ね