2016年8月29日、和歌山市にある土木建設会社「和大興業」で、従業員4人が銃撃され死傷する事件があった。
容疑者は「溝畑泰秀(45)」で、この会社の経営者だと言う。
普通は経営者が従業員を撃つなど考えられないが、お金絡みや仕事の方針など、何かしらのトラブルがあったのだろう。
ちなみに溝畑泰秀容疑者は、過去に逮捕された経歴もあるそうだが、拳銃を所持している事からも、どこか普通の人間ではなさそうだ。
ここでは今回の事件の内容や、意外と経営者に多い「サイコパス気質」と言うものについて考えてみたいと思う。
溝畑泰秀には前科と逮捕の過去がある?
溝畑泰秀容疑者は、表向きは「経営者」とされながらも、実は裏の顔があった。
・覚せい剤の使用で逮捕・起訴
・裁判で実刑判決が確定している
・現在は保釈中で、29日には刑務所へ収容される予定だった
近所では人当たりもよく、面倒見のいい人として知られていたようだが、ある時を境に薬物に手を出してしまったようだ。
それがきっかけか、人格が変わってしまったと言う人もいる。
また拳銃を所持していた事からも、
・反社会勢力とのつながり
があったことは確実だろう。
ちなみに薬物に手を出してしまうきっかけにはどんなものがあるのだろうか?
これは主に、
・悪人からの甘い誘惑
・憂鬱な気分から逃れたい
・仲間がやっていたから
・好奇心と憧れ
等が主にある。
上の2つは大人たちが手を出してしまう場合が多く、下の2つは若い人に多い。
そして多くの人は、一度手を染めるとその快感が忘れられないようになり、何度も繰り返し服用して中毒症状へと染まっていく。
経営者に多いサイコパス気質とは?
「経営者」と聞くと、頭がいいとか人格者などの人物像を思い浮かべる人も多いと思うが、実際は意外と違っていたりする。
ちょっと過激な言い方をすれば、普通の人よりも「バカ」な人の方が多いのだ。
そしてバカなゆえに、小利口な人には持つことの出来ない、カリスマ性や行動力や抜き出た特技を身に付けていたりもする。
企業経営者には「サイコパス気質」を持つ人が多いと言うが、サイコパス気質とは例えば以下のようなものだ。
・非情さ
・魅力
・一点集中力
・精神の強靭さ
・恐怖心の欠如
・マインドフルネス
・行動力
怖いもの知らずでガンガン行動を起こしたり、それゆえに経験豊富で不思議な魅力を身に付けていたりする。
また経営者ともなれば、何に「集中」して、何を「捨てる」か、時には非常な決断をしなくてはならない。
利益の出ない部署は切り捨てたり、リストラしたりすることも必要だ。
あまりに情があつくこれが出来ない人は、ズルズルと経営全体が傾いてしまう事にもなりかねない。
そしてそんなカリスマ的な気質は、いい方向に向けば大きな力にもなるが、悪い方向に向かってしまうと非常に厄介だ。
怖いもの知らずでガンガン突き進める分、悪い方向にもガンガン突き進んでしまう。
カリスマ的な芸能人やスポーツ選手が、薬物に手を染めてしまうのもこの気質ゆえの物だろう。
今回の溝畑泰秀容疑者も、このような気質が関係しているのかもしれない。
そして今回の溝畑泰秀容疑者を見てもわかる通り、一度犯罪に手を染めた人は、なかなか元に戻る事は出来ない。
日本の再犯率は約4割と言うデータがあり、釈放されてもまた繰り返してしまうと言うのが現実だ。
今回の溝畑泰秀も、薬物で保釈中の事件だった事が明らかになっているが、再犯どころかヒートアップしている。
日本の犯罪者に対する処置については、まだまだ改善しなければならない所がたくさんあるだろう。
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