漫画「ワンピース」などの画像を、発売前にサイトに掲載していたとして、ネタバレサイトの管理人が国内初の逮捕となった。
今回の逮捕の件を受けて、関連するグレーゾーンのサイトは続々と閉鎖を始めているようだ。
今回実際にネタバレサイトを運営したと言う、K氏に話を聞くことが出来たので、いろいろとインタビューしてみたいと思う。
ネタバレサイトで初の国内逮捕!
ネット上に数多く存在するネタバレサイトで、国内初の逮捕者が出ている。
発表によると、逮捕されたのは、秋田市中通3丁目のウェブデザイナー堀田井良史容疑者(31)と女、沖縄県北谷町の自営業上原暢容疑者(30)ら男女3人。
堀田井容疑者ら2人は2016年7月21~22日の間、運営するサイト「最新ジャンプネタバレ ワンピースネタバレ速報」に「ワンピース」の画像を載せ、集英社の出版権や漫画の作者・尾田栄一郎さんの著作権を侵害した疑いがある。また、上原容疑者ら3人は同年7月22日ごろ~17年7月25日ごろ、運営するサイト「ワンワンピースまとめ速報」に漫画「ワンピース」の全容が分かる文章や画像などを掲載した疑いがある。上原容疑者らは発売が早い店で雑誌を買い、画像として取り込んでいたという。
県警は、堀田井容疑者らが14年9月以降少なくとも約3億500万円、上原容疑者らは12年5月以降約7400万円の広告収入を得ていたとみている。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170906-00000113-asahi-soci
摘発されたとみられるサイト
ワンワンピースまとめ速報
→ ワンワンピースジャンプまとめ速報 【2chまとめ・伏線考察・最新ネタバレ・確定あらすじ等】
ジャンプネタバレ最新あらすじまとめ速報
→ http://jump-netabare.seesaa.net/
集英社は今回の件を受けて、
「著作者が心血を注いで作り上げた作品を不適切な形で公開し、収益をあげていたことには強い憤りを覚える。今回の逮捕が、後を絶たない出版物の海賊行為・不正使用に対し警告となることを願っている」
と話しているようだ。
グレーゾーンのサイトが続々と閉鎖を始める?
今回逮捕されたのは上記2つのサイトだが、他にもネタバレを掲載していたサイトは数多くあるようだ。
その中でも具体的なネタバレや画像を詳しく載せており、かつ大きく稼いでいた上記2つのサイトが摘発されたと思われる。
また今回の件を受けて、同じようなグレーゾーンの大手サイトは、危険を感じてか続々と閉鎖を始めている。
閉鎖したサイト
ワンピース速報
超マンガ速報
上記2つもかなり有名なサイトだが、ギリギリで刑罰を回避したと見られる。
証拠となる記事やサイト自体を削除し、ここからの追及をかわしたと言うところだろう。
もちろんこれ以外にも大手のネタバレサイトは続々と閉鎖を始めているが、一方でまだ残っている完全ブラックなサイトもある。
はその代表格で、マンガの画像を丸々載せており、逮捕された2つのサイトよりも悪質だ。
これらがなぜ閉鎖されないのか疑問だが、日本ではなく海外で活動しているため、処罰がないのかもしれない。
ネタバレサイト管理人にインタビューしてみた。
今回の逮捕に件について、実際にネタバレサイトを運営していたと言うK氏に話を聞くことが出来た。
気になる点についていろいろと質問してみたのが、以下の内容だ。
ーーー今回の逮捕のニュースについてどう思う?
「正直血の気が引きましたね。
まさか本当に逮捕者が出るとは思っていなかったので、ニュースを見てゾっとしました。」
ーーーなぜネタバレサイトを運営しようと思ったのか?
「僕としては元々ネタバレサイトをやろうと思っていたと言うよりは、マンガ系の趣味サイトを作ろうと思ってて。
ただその中でネタバレはアクセス数が多くて稼ぎやすいと言うのが分かって、だんだんネタバレ色が濃くなっていった感じです。」
ーーーネタバレが違法と言う認識はあった?
「もちろんありました。
ただ他のサイトもやっていたので、自分も大丈夫かなと言う認識でいました。」
ーーーネタバレサイトは儲かる?
「正直儲かっているのは、検索順位の上位にある2~3サイトくらいだと思います。
ネタバレはみんな同じ内容なので、ほとんどの人は大手サイト1回見て終わりなので。
うちのサイトは月2~3万くらいであんまし儲かってないですね。
なのでニュースで3億と言う話を聞いた時は「そんな稼げるんだ」ってビックリしました。」
ーーーどこからネタバレを見つけてくる?
「大体は大手のネタバレサイトを見てそこからだったり。
あとは中国の違法サイトだったり、2chでリークしている人の書き込みだったりします。
うちの周りにはジャンプの早売りしている所はないんで。」
ーーー逮捕を受けてネタバレは今後無くなると思う?
「う~ん、厳しいんじゃないですかね。
サイトの管理人を逮捕しても、大元の「ジャンプを早売りしてる店」だったり、「海外の違法サイト」はなくなってないわけじゃないですか。
今はニュースが出てざわざわしてますけど、時間がたったら絶対また誰かやると思うんですよ。
ニュースのこと知らない人とかが。
そもそもなんでジャンプを早売りする店とか、海外の違法サイトの方を先に処分しないのかなって思います。
結局はいたちごっこになるだけだと思います。」
ーーーそもそもどこからがネタバレになる?
「これも難しいんですよね。
逮捕されたサイトはマンガのセリフ全文に加えて、画像も載せていたので仕方ないと思います。
あとは発売される前だったのとか。
でもネットだとSNSとかに発売前の漫画の画像乗せる人とかもいて、それもネタバレの一部になると思うんですよ。
最近だとYouTubeにもマンガ載せてる悪質なものもあります。
あれも違法なのかなって思っちゃいますが、どこからが違法なのかはっきりわからないですね。
あとは趣味サイトとかSNSで表現のためにマンガのコマを使ったりする人もいますし。」
ーーー自分のサイトについては今後どうする?
「閉鎖まではしませんが、今後早バレや画像を載せたりは絶対にしないようにします。
出版社の権利を侵害するようなものではなく、宣伝など貢献できるものにしていきたいと思います。」
以上がインタビューの内容。
結局は大元のバレである「早売りする店」「海外の違法サイト」が無くならない事には、問題は解決しないままだと思うのだが。
その当たり、集英社はどう考えているのか疑問なところだ。
コメント
ネタバレ漫画スポイラーは現在はネタバレ横町というサイトで発売前の漫画を掲載しているようです。
漫画村からアクセスできるそうです。
http://netabare.city/
参考:http://nowlog.info/wadai/netabaresaito
他にもこんなサイトがありました。
https://netabare-mangacafe.info/
http://futeballnews.seesaa.net/
http://www.manga-no-sekai.com/
参考になりました