アニメ映画「君の膵臓をたべたい 」ネタバレ感想や評価など。

テレビ・アニメ
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アニメ映画化された「君の膵臓をたべたい 」を見てきたので、感想などを書いていこうと思う。

個人的にはいろいろツッコミどころはあったけど、良かった部分もたくさんあったし、感動して泣けた作品だった。

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重要人物のキャスト

主人公:高杉真宙

山内桜良:Lynn

恭子:藤井ゆきよ

 

アニメ映画「君の膵臓をたべたい 」ネタバレ

ヒロインの山内桜良の葬儀が行われた。

クラスメイトや親友の恭子が泣いている中、僕は葬儀には出席せず、ずっと家にこもっていた。

ある日病院で順番待ちをしていると、僕(主人公)がある本を見つける。

それには「共病文庫」と書いてあり、中を見ようとすると1人の女の子が駆け寄ってきた。

「それ、あたしの本だから!」

話しかけてきたのはクラスメイトの山内桜良だった。

山内桜良は膵臓の病気にかかっており、あと少しで死んでしまうと本には書いてあった。

山内桜良にその話を聞かされた僕。

しかし他人の死にも興味のなかった僕は、

「あっそう」

と言うだけの返事を桜良に返してしまう。

「え~~~っ!そんだけ!!」

自分の死に対してあたりにも薄いリアクションに、逆に桜良は僕に興味を持つようになる。

 

その日から僕の元に山内桜良が付きまとうようになった。

1つ空いていた図書委員の空席に入り、しきりに話しかけてくる桜良。

人に興味がなく、友達もおらず、本ばかり読んでいる僕はそれがうっとおしくて仕方がなかった。

すると桜良は突然こんな話をしてきた。

「昔の人は、胃が悪くなると胃を、膵臓が悪くなると膵臓を食べると、病気が治るようになるって信じてたんだって!」

「へ~そうなんだ」

「君の膵臓がたべたい!」

「!?」

 

桜良は強引に僕を引っ張り出して、買い物やデートに誘うようになった。

クラスでは明るくて人気者の桜良が、いつも暗く1人で本ばかり読んでいる僕といるのを、クラスメイトのみんなは不思議がって見ていた。

特に桜良の親友の恭子は、そんな僕をよく思っていなかった。

「なんであんな暗い奴と仲良くしてるの!?あんたは男を選べる立場にあるんだから、もっといい男を選びなさいよ!」

恭子に強く睨みつけられる僕。

桜良はクラスメイトのみんなに病気のことを言っておらず、知っているのは僕だけだった。

そんな周囲の視線もうっとおしくて、桜良にはもう話しかけてこないでほしいと思うようになる。

 

連休に入ると、桜良は僕を泊りの旅行で福岡に無理やり連れて行った。

行きの電車の中で、桜良はこんな事を聞いてきた。

「そう言えば君の名前は?」

僕は名前を答えると、桜良はにっこりと笑った。

桜良は親には恭子と一緒に旅行に行くと伝えてあるらしい。

「お母さんはね、私が死ぬ前にこれだけはやりたいって言えば、何でも泣いて許してくれるんだから!」

「でも男の子と2人きりで旅行はさすがにあれだから…恭子と一緒に行くって言ってるの」

「君は大丈夫?」

「おれは親が悲しまないように友達いるって嘘ついてるから。友達と泊まるって言っとく」

「え~なにそれ寂しい~~!!」

旅行先では一緒にいろんなところに行って。いろんなものを食べた。

夜はホテルに泊まったけど、予約の手違いで部屋が1つしか取れなかった。

2人は一緒の部屋に泊まることになった。

お酒を飲みながら2人でやったのが、「真実か挑戦か」と言うゲーム。

トランプを引いて数字が大きかった方が勝ち。

負けた方は勝った方の質問に対し「真実」で答え、それが出来なければ「挑戦」(言われたお題に挑戦しなければいけない)をやらなければいけない。

桜良は僕に対し、「クラスで誰が一番かわいいと思う?」「私はクラスで何番目にかわいい?」などの質問をする。

逆に僕は「君は小さいころどんな子供だった?」「一番長く続けている趣味は?」などの質問をし、「真面目か!」と桜良に突っ込まれる。

ゲームの最後に桜良は、

「私が本当は死ぬのが怖いって言ったらどうする?」

といきなり真剣な表情で聞いてくる。

僕はそれに答えられず挑戦を選ぶ。

桜良は、

「私をベッドまで運びなさい」

と言い、僕はお姫様抱っこで桜良をベッドまで運んだ。

その後2人は一緒のベッドに寝た。

もちろん特に何もせずに終わった。

 

旅行が終わり、学校が始まると、図書委員の仕事中に桜良はこんな話をする。

「星の王子さまって読んだことある?」

本好きな僕はその本のことを知っていたが、読んだことは無かった。

「うちにあるから読みに来なよ」

と言われ、僕は大雨の中、桜良の家に行く事になった。

桜良の家につくと、なぜか2人でゲームをさせられていた。

嫌気がさした僕は「もう帰る」と言い本を借りようとすると、突然桜良に後ろから抱き着かれる。

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「私が死ぬまでにやりたいこと…好きでもない男の人とハグすること」

その後キスしようとするが、寸前のところで「な~んちゃって」とはぐらかされる。

あまり突然の行動に驚いて思い詰めた僕は、興奮しいきなり桜良をベッドに押し倒す。

ハァ…ハァ…と息をしながら桜良の上にのしかかる僕。

「痛いよ…やめてよ!」

桜良に強く抵抗された僕は、そのまま家を飛び出す。

 

家を出ると、クラスメイトのたかひろが僕の前に現れる。

「なんでお前がこんなところにいるんだよ」

たかひろは桜良の昔の彼氏だった。

桜良と僕が仲良くしている事や、今日も家にいたことに腹を立て、いきなり殴りかかってくる。

雨の中地面に倒れ込む僕。

そこに桜良が現れる。

「お前こいつにストーカーされてるんだろ!だから助けてやったんだよ!」

高飛車なたかひろの態度に、桜良はこう言い返す。

「違う、私は自分でこの人を選んだの!」

桜良はたかひろを追い返すと、僕をもう一度家の中に呼んだ。

「あと少し一緒にいて欲しい」

そう言いながら僕と桜良は2人で心を通わせ合った。

 

次の日から桜良は突然病院に入院することになった。

気が気でなかった僕は、急いで病院に向かうが、桜良はケロっとした顔でダンスを踊っていた。

「ちょっと数値が高くなったから、お父さんとお母さんが心配で入院させたの」

僕は桜良とおしゃべりをしながら、誰かと心を通わせる事の大切さを感じ始める。

「最近私、人の体温が好きなの」

そう言いながらハグをしてくる桜良。

しかしそこに突然恭子が現れた。

怒りをあらわにする恭子に対し、桜良が気を利かせて僕を逃がしてくれた。

 

何か2人の間の壁が吹っ切れたような感じになった。

死ぬまでにやりたい事リストの項目を、どんどん2人で潰していく。

僕と桜良は病室を抜け出し、花火を見に行っていた。

美しい花火を見ながら、2人は自然と抱き合った。

 

退院の日が伸びてしまった桜良。

桜良の病気の怖さを少しずつ知るようになっていた。

僕は心配しながらも、思い出のカフェで桜良を待っていた。

「今から家出る!」と言う桜良のメールに、「君の膵臓がたべたい」と返信する僕。

しかしその日はいつになっても桜良は現れず、メールの返信も来ないままだった。

家に帰るとテレビのニュースがついていた。

通り魔事件が起こり刺されていたのは女子高校生の山内桜良で死亡が確認と判明。

桜良は病気が来る前に、通り魔に襲われてしんでしまった。

僕は突然の出来事にフラつきながら家の階段を登り倒れ込む。

そして部屋の中で1人、声を押し殺しながら泣いていた。

 

桜良の葬式が行われた日も、僕は部屋にこもっていた。

しかし時がたつごとにそのショックも薄れ、だんだん普通の生活ができるようになっていた。

そして僕は桜良の家に、お焼香をしに行く事になった。

桜良の焼香をすませ、桜良の母親にあいさつする僕。

桜良の病気のことを知っていた事を伝えると、母は泣きながら「あなただったのね」と、1冊の本を渡される。

それは桜良がつけていた日記「共同文庫」だった。

共同文庫には日記の他に、遺書や両親にあてたメッセージ、そして僕に当てられたメッセージが書かれていた。

2人が会ったことは偶然ではなく、僕たちが選んで決めたこと。

すぐ人に頼ってしまう桜良が、1人で生きられる僕に憧れていたこと。

私の分まで生きていって欲しいこと。

そして君の膵臓がたべたい。

桜良のスマホを見ると、僕があの時送ったメールはしっかりと開封されていた。

 

僕は涙を抑えきれず、その場で大声で泣いた。

桜良の母親から最後に名前を聞かれた。

「志賀春樹です」

と答える僕。

僕は旅行に行った時のことを思い出す。

「君の名前は何て言うの?」

「春樹。春の樹と書いて春樹」

「やっぱり!さくらって私の名前とぴったりだね!」

 

僕はあの時のカフェに恭子を呼び出していた。

「あんた葬式に来なかったでしょ?」

怒りを見せる恭子に対し、僕は桜良の病気のことを恭子に告げる。

恭子は信じられないと言う顔をする。

「なんで!?どうして私に言わなかったの!?そしたらもっと桜良と一緒にいたのに…部活だって学校だって辞めたのに…」

とまどう恭子に、僕は桜良の共同文庫を見せる。

共同文庫を見ながら、涙をぽろぽろ流す恭子。

それでも恭子の怒りは収まらず、僕を睨みつけて店を出ていく。

しばらく考えた後、走って恭子を追いかけていく僕。

恭子の前に立ち止まり、

「友達になってくれませんか?」

そう手を差し出した。

 

それから1年後。

桜良のお墓参りにきていた恭子と僕。

不器用だった僕は人付き合いになかなか慣れず、恭子とこうしていられるのに1年もかかった。

恭子には最近彼氏ができたらしいが、「付き合うのは受験の後かな~」とぼやく。

桜の花びらが舞い散る中、僕は恭子の後を追いかけた。

桜良は死んでしまったが、その思いは春樹の中に生き続け、春樹を成長させることとなった。

 

感想や評価など

この作品の印象に残ったポイントをまとめるとこんな感じ。

・桜良かわいすぎ

・ちょこちょこある桜良のミニスカサービスショット

・花火大会の花火が本物よりキレイ

・通り魔の下りはどう考えてもいらない

はっきり言うと、そこまで感動と言う感動はしなかった。

最後に春樹が手紙を読んで泣くシーンは泣けたけど、期待していた以上の物はなかった。

特に多くの人が言われているように、通り魔の下りはなぜ存在しているのかよく分からなかった。

これなら普通に病気で死んだ方が、良かったんじゃないかと思ってしまった。

とは言え絵はきれいだし、話も特に分かりにくいところはなかった。

ただやっぱりなぜ「君の膵臓がたべたい」と言う言葉を桜良が言ったのかよく分からない。

どう考えても桜良が言いそうな言葉じゃなかったので、なんとなくタイトル負けしてるかなあと言う感じ。

あとは春樹のアスペっぷりがヤバくて、普通の女子なら絶対に嫌う人間だと思ったので、しつこく言い寄る桜良にも違和感を感じてしまった。

偉そうに文句ばかり垂れてるけど、自分としては5段階中3くらいの評価かなと言う感じ。

泣ける恋愛映画なので、感動や涙を流したい人にはおすすめ。

僕もテレビ放送されたらまた見たいと思う。

 

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