キングコング「髑髏島の巨神」を映画館で見てきたので、その感想や登場する怪獣一覧について書きたいと思う。
今回はキングコングvs人間の戦いかと思いきや、実は他にもたくさんの怪獣が登場している。
怪獣一覧はネタバレもかなりあるので、知りたくない人は要注意!
キングコング「髑髏島の巨神」登場する怪獣一覧
キングコング
髑髏島の守り神としてこの島で生活している。
元は家族で暮らしていたが、スカル・クローラーに殺されてしまったため、彼らに復讐するため今は1人戦っている。
島に生息している草食動物や、人間に対してはやさしいが、侵入者や島を破壊するものには容赦しない。
体長31.6mで筋肉隆々の大柄な体格をしているが、動きは素早くジャンプ力も高い。
パワーを生かした肉弾戦や物を投げつけて戦うのが得意。
しかし火には弱く、ややしり込みしてしまうところがある。
スカル・クローラー
髑髏島の地中にすむ生物で、島の生物や人間を手当たり次第に襲う。
そのため島に住む人々からは恐れられ、人々は壁を敷いてスカル・クローラーから身を守っている。
小型のスカル・クローラーが大量に存在するが、大型のスカル・クローラーも存在し、過去にコングの家族を殺している。
そのためコングとは敵対関係にあり、両者の戦いがこの髑髏島では続いていた。
2本の脚に大きな尻尾と言う、かなり奇形に近い体をしている。
食った生物は体の中で消化した後、骨だけを胃液と共に吐き出す。
コンラッドはスカル・クローラーが人間の頭蓋骨とチャーリーのペンダントを吐き出したため、彼がスカルに捕食されていた事に気づいた。
バンブー・スパイダー
まるで竹のような足を持つ蜘蛛のような生物。
森林の中で木々に化けたように生息している。
その鋭い足で地面を歩くものを串刺しにし、粘着性の糸でからめとって捕食する。
しかし脚自体はそれほど丈夫ではなく、刃物でも十分に切断されるくらいの強度。
最終的には人間たちに足を折られて陥落し、銃でとどめを刺される。
スケル・バッファロー
水辺に生息している生物で、水牛のような見た目をしている生物。
数日間水中にもぐって生活することもできる。
穏やかな性格のため人間に危害を加えることは無いが、スカル・クローラーたちに餌食にされている。
墜落したヘリの下敷きになっている所を、ウィーバーやコングに助けられる。
リバー・デビル
水中に生息している大型のタコのような生物。
普段は水の中に隠れており、水辺にきた獲物を長い足で締め付けて捕食する。
水辺に来たコングを襲おうとするが、逆に足をちぎられ食われてしまう。
???
木にそっくりなバッタのような生きもの。
チャーリーが木と思って腰かけていたところ、急に動き出す。
戦闘能力はそれほどなく、銃であっさりと撃退されてしまう。
???(イメージ図)
鋭いくちばしとコウモリのような羽をもった鳥のような生きもの。
集団でこの島に生息しており、空から獲物を狙っている。
人間の1人を空中から攫い、複数でつつき合い腕をちぎる場面があった。
ストーリーのネタバレ
時は戦争中のアメリカとベトナム。
そんな中ある研究者が「髑髏島」での地核実験を行いたいと話す。
国の責任者は嫌がりつつも、しぶしぶ島の実験と、島に軍隊を同行させることを認める。
研究者によって集められた、凄腕カメラマンや、ジャングルの地理に詳しいもの、医者らチームを結成し、軍隊に連れられて髑髏島へ向かった。
嵐を抜けて島に到着すると、早速地核実験を開始。
しかし巨大な爆発が起きると、山の陰から巨大なキングコングが現れる。
キングコングに次々と潰されるヘリは、武器で対抗するも全て墜落してしまう。
生き残ったメンバーはバラバラになるが、
・コンラッド率いる非戦闘チーム
・ブレストン率いる軍隊チーム
でなんとか集まり、お互いの合流と、髑髏島からの脱出を目指して歩き出す。
数々の島の生物たちに襲われながらコンラッドたちがたどり着いたのは、不思議な民族の住む村だった。
しかしその中にただ一人、30年前にこの島に墜落した陽気なアメリカ人兵士「ランダ」と出会う。
彼から島の秘密を色々と聞き出し、凶暴と思っていたコングがこの島の「守り神」だと言うことを知る。
・コングより恐ろしいのは地下に住むスカル・クローラー
・スカル・クローラーは人や生物を襲い、コングの両親までも殺していた
・コングは復讐のため戦っているが、結果島に住む人々はコングを島の「守り神」だと讃えている。
・コングは人に手出しはしないが、島を荒らすものには容赦しない
コンラッドたちとランダは協力し、ランダの持つ船をもらい、この島からの脱出を試みる。
一方ブレストン率いる軍隊チームは、部下を殺したコングへの復讐で燃えていた。
ブレストンたちは船で進むコンラッドのグループと合流するが、島から脱出したいコンラッドたちとは違い、ブレストンはコングに復讐すると言ってきかない。
両チームは意見が分かれるが、そこに小型のスカル・クローラーが襲撃。
なんとか襲撃を耐えるも、その後復讐するコンラッド組と、脱出するブレストン組は分かれて行動することに。
武器と万全の準備を備えるブレストン一味に対し、コンラッドとウィーバーは「やっぱりコングを救いたい」と言って、ブレストンのもとに向かう。
ブレストンたちは炎を使い、おびき寄せたコングを気絶させることに成功。
爆弾を仕掛けて殺そうとするが、そこにコンラッドたちが登場し、両者はケンカを始める。
意見が分裂しているところに、今度は大型のスカル・クーロラーが登場、ブレストンは一気に飲み込まれてしまう。
復活したコングがスカル・クローラーと戦い、残った人間たちはその場から逃げ出す。
船で待っていたメンバーと合流し、急いで島からの脱出を試みる。
しかしそこに襲ってくる大型のスカル・クローラー。
襲われてしまうが、そこを間一髪のところでコングに助けられる。
人間&キングコングvsスカル・クローラーの戦いが始まり、苦戦しながらもスカル・クローラーを倒すことに成功。
人間たちはその後やって来た補給部隊のヘリと共に、島から脱出することに成功。
全員帰ることに成功し、ランダは故郷アメリカに帰り、30年ぶりの妻と初めて会う息子に再会を果たす。
映画館で見た感想
とにかくキングコングや巨大生物たちの迫力がすごかった。
目の前に巨大な顔が現れる時の恐怖感や、コングが岩石を持ってジャンピングクラッシュする時のスピード感、スカル・クローラーの口を裂き切ろうとするパワフルさはアメリカならではと言う感じ。
12歳以下閲覧禁止と言うこともあって、人間が串刺しにされるシーンや腕をちぎられるシーンなど、ややグロめな描写もあった。
プレデターを巨大怪物版にした映画と言う印象。
ストーリーとしては「優しいキングコング&優しい人間たち」vs「凶暴な怪物&偏屈な人間」と言う感じ。
日本版のキングコングを見たことはあったのだが、ストーリーやキングコングの性格はとてもよく似ていた。
特に目新しい内容と言うよりかは、アメリカでよく見る映画のストーリーって感じだったのだが、やっぱり迫力がすごい。
日本版のゴジラがアメリカでGODZILLAとしてリメイクされたように、キングコングがKONGになったような印象。
続編も面白そうなので、ゴジラシリーズ好きにはたまらないと思う。
続編でゴジラと対決か??
今回の作品の製作には、日本のアニメや作品にとても影響を受けたと言われる「ヴォート・ロバーツ」が監督を務めている。
アメリカ版「GODZILLA」を製作したマックス・ボレンスタインが初原稿を書いており、キングコングの体格もゴジラとほぼ同じ31.6mに合わせ、将来的にはキングコングvsゴジラを製作したいと考えられているようだ。
日本版でもゴジラシリーズに「ゴジラvsキングコング」と言う作品あったが、そこに登場するキングコングのストーリーも、今作の髑髏島の巨神と非常に似ている。
・孤島に住み怪物から島を守るキングコング
・人間や女性に対しては優しい
などの面で共通しており、そのベースにアメリカ版の迫力が加わった印象だった。
実際に物語に登場する映像やストーリーには、日本版のキングコングはもちろん、ジブリで有名な「もののけ姫」の要素も多く含まれているそうだ。
悪役となるスカル・クローラーも、エヴァンゲリオンに登場する「使徒」ととてもそっくりだった。
スカル・クローラーにそっくりな「使徒」
途中で登場するリバー・デビルは、日本版キングコングに登場したオオダコをモデルにしているらしい
鮮やかな山や森は、もののけ姫の森を参考にしているようだ
実際に続編では2020年5月29日に「GODZILLA vs KONG」と言うタイトルでの制作を目指しているらしく、両者の戦いが繰り広げられるとみられる。
また今作のエンディングにはモスラの壁画や、キングギドラ、ラドンの登場も描かれており、ゴジラシリーズで登場した怪獣たちも出てくるみたいだ。(芹沢博士登場の予想も?)
日本ではシン・ゴジラの売れ行きが好調だったが、ゴジラブームがこれからも続いていきそうな予感だ。
個人的には「ビオランテ」もその内登場してほしい。
コメント
>しかしその中にただ一人、30年前にこの島に墜落した陽気なアメリカ人兵士「ランダ」と出会う。
ずっとランダと書いてらっしゃいますがそれはランダじゃなくてマーロウですよ。
ランダはコンラッドを雇いパッカード大佐たちを伴って島に乗り込んだ研究者。スカルクローラーに食われた人。