2016年8月に発生した台風10号は、非常に強い勢力を保ったまま関東・東北地方に上陸する見込みだ。
日本の南側の太平洋をぐるっと一周し、東北地方に上陸するのは異例で、観測史上初となる。
過去最大勢力の可能性もあると言われているだけに、十分な警戒が必要になってくるだろう。
台風の過去最大勢力とは一体どれくらいの被害が起こるのか?
ここで見てみることにしよう。
台風10号の進路について
名称 LIONROCK(ライオンロック)
強さ 強い
存在地域 八丈島の東南東約330km
中心位置 北緯31度25分 東経142度40分
進行方向 北東
速さ 25km/h
中心気圧 950hPa
最大風速 中心付近で40m/s
最大瞬間風速 60m/s
暴風域(25m/s以上) 中心から110km
強風域(15m/s以上) 南側440km北側370km
台風10号は日本の南側をぐるっと一周した後、関東・東北地方に向けて25km/hの速さで移動している。
日本の南側を1周しているときには勢力を強めており、中心気圧は950hpaだ。
過去最大級に大きくなると言う情報もあり、注意が必要となる。
今後はさらに勢力を強める可能性があり、関東・東北地方の人たちは警戒が必要だろう。
過去最大の台風の被害はどれくらいだったのか?
ちなみに過去最大の勢力と言われた台風は、一体どれくらいの被害をもたらしたんだろう?
日本で観測された過去最大勢力の台風は、「1979年台風20号」だと言われている。
1979年の10月6日~20日にかけて、日本列島を縦断した台風で、中心気圧87hpa、最大風速75m/sと言う化け物台風だ。
詳しい資料は残されていないが、この時の被害は、
・死者行方不明者115名
・浸水家屋5万6000棟
・北海道東部で漁船の遭難が相次ぐ
など非常に大きな被害をもたらしたと言われている。
風速75m/sと言うのはどれくらいの強さなのだろうか?
2012年に起きた台風17号が風速62.1m/sを記録したが、その時の映像がこちらだ。
車は横転し、木は折れ、屋根やドアもはがれて飛ばされている。
しかもこれで62mなのだから、70m以上と言うとさらに強いと言う事になる。
実際に風速70mを再現した番組もあるが、それがこちらだ。
ドアは正面から割れており、部屋の中もぐちゃぐちゃになっている。
家の立地条件や、風力の分散によっては、もう少し変わってくるだろうが、それでも大きな被害になる事は間違いないだろう。
コメント